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国際バカロレアについて

国際バカロレアとは About International Baccalaureate

国際バカロレア機構(本部・スイス ジュネーブ)が提供するチャレンジに満ちた国際的な教育プログラムです。世界の複雑さを理解し、そのことに対処する力、未来へ責任ある行動をとるための態度とスキル(※)を身につけることを目的としています。3歳から19歳までのプログラムがあり、高校生レベルでは国際的に通用する大学進学のルートを確保しています。幼稚園のプログラムでは、遊びを通して思考力、主体性、探究心など、「学び」が生涯にわたって続けられる根源的な力を育てます。
認定校は令和3年9月30日時点で世界159以上の国・地域において約5,500校、日本には53校あります。

  • ※思考スキル、自己管理スキル、社会的スキル、コミュニケーションスキル、リサーチスキル

IBの使命

IB mission statement

国際バカロレア(IB)は、多様な文化の理解と尊重の精神を通じて、より良い、より平和な世界を築くことに貢献する、探求心、知識、思いやりに富んだ若者の育成を目的としています。
この目的のため、IBは、学校や政府、国際機関と協力しながら、チャレンジに満ちた国際教育プログラムと厳格な評価の仕組みの開発に取り組んでいます。IBのプログラムは、世界各地で学ぶ児童生徒に、人がもつ違いを違いとして理解し、自分と異なる考えの人々にもそれぞれの正しさがあり得ると認めることができる人として、積極的に、そして共感する心をもって生涯にわたって学び続けるよう働きかけています。

I B の学習者像 IB Learner Profile

全世界のIBスクールが目指すLifelong learner(生涯学び続ける人)の姿、グローバル社会に求められる人物像を10のプロファイルにまとめています。
生徒、教師、保護者、園をとりまく地域社会すべてを「ラーニング コミュニティー」ととらえるIBは、そこに集う全ての人が生涯にわたって学び続ける姿勢をもっていなくてはならないと考えています。生徒が学校生活と家庭生活の中でその価値を自ら理解し、自主的に目標にできるようガイドしていきます。ご家庭でもご協力をお願いします。

IBの学習者像

教科の枠をこえた学習 Transdisciplinary Learning

IBの教育プログラムは、生徒の「意欲を喚起し」、既にもっている知識や興味関心に 「関係性があり」、「意味のある」、「チャレンジに満ちた」、「教科の枠をこえた」探究活動を推奨しています。
最も特徴的といえる「教科の枠をこえた」プログラムは、グローバル人材を育成する上において不可決とされる人間社会の共通性に基づいた以下の6つのテーマにそって計画されます。IBスクールでは幼児から高校生まで、それら共通のテーマを繰り返し深めていきます。幼稚園ではその内4つを選ぶよう定められており、年間を通じて探究活動を行います。

6つの教科横断的テーマ

Transdisciplinary Themes

6つの教科横断的テーマ
  • 私たちは誰なのか

    Who we are

  • 私たちはどのような時代と場所にいるのか

    Where we are in place and time

  • 私たちはどのように自分を表現するか

    How we express ourselves

  • 世界はどのような仕組みになっているのか

    How the world works

  • 私たちは自分たちをどう組織しているのか

    How we organize ourselves

  • 地球の共有

    Sharing the planet